●適切な下地調整が行われていることを確認した上でモザイカの施工を始めてください。 ●壁面が局面の場合は、特に接着に問題が無いか、あらかじめご確認ください。(カーブのきつい局面には施工できません) ●モザイカ表面尾保護フィルムは必ず施工完了後に剥がすようにしてください。施工前に剥がしますと寸法が安定せずにきれいに貼ることができなくなります。 ●モザイカはセット柄などの一部を除き、チップの配置がランダムになっています。同じ配置のものを揃えることはできませんのでご了承ください。 ●モザイカは基本的に平面壁面用の装飾部材ですから、出隅・入隅には不向きです。特に出隅は小口の断面が出ますので、どうしても出隅に施工しなければいけないときは、モザイカを目地部分でカットして断面は目立たない側へ持って行くなどでご対応ください。また、市販の目地材・出隅材をご利用ください。 ●モザイカ壁画タイプは、番号と天地方向が記してありますので、それを参考に施工割り付けを行ってください。 ●モザイカは突き付け施工が基本ですが、目地に隙間をとるなど下地の色が目立ちそうな場合には、あらかじめ目地になる部分に黒色の目地テーブルを使用してください。目地テープは品番STP-32をお勧めします。
・モザイカを組み合せてパターンを作る場合や壁画調のセット柄タイプの場合には、壁面への柄の割り付け方をあらかじめ決めておきます。壁画調タイプの場合は貼り順や天地方向を誤らないようご注意ください。 ・壁面への割り付けが決まったら、順番通りに床に並べてモザイカ表面の保護フィルム上に番号を振るなどして間違えないようにすることをお勧めします。
・下地面に水平線・垂直線を正確に引いてガイドラインとします。 ・ガイドラインは施工端部の上下左右の余白バランスも考慮して引いてください。
・割り付けに従ってモザイカの余分な部分をカットします。カットはチップ材の間の目地部分で行ってください。目地部分はカッター等で簡単に切り離せます。 ・カットはモザイカのチップ単位の寸法になるため、壁面のサイズや割り付け方によって見切り部に隙間ができて小口が目立つ場合は、市販の細い見切り部材等で処理してください。 ・あらかじめ見切り部材の使用を考慮して施工に入られることをお勧めします。 ・どうしても目地部分でなくチップ材のカットが必要な場合は、モザイカクリスタルとモザイカガラス以外の金属チップタイプは、プリキ・トタン用ハサミで切ることができますが、切断面は多少荒れた状態になります。 ・モザイカクリスタルとモザイカガラスのチップは硬質のためカットはできません。
・モザイカ裏面の離剥フィルムを剥がし、ガイドラインに沿って目線の高さ位置から上下へ貼り継いでいきます。 ・縦横の目地の通りがずれないことを目安に、軽く仮止めしながら貼ってください。 ・離剥フィルムを剥がした後、床に落とすなどして粘着面を汚さないように注意してください。 モザイカがガイドラインに沿うように調整しながら貼つてください。モザイカは1枚当り数mmの寸法調整が可能です。 ・ジョイント部に出来た目地スキをそのままにすると、徐々に誤差が大きくなり修正が困難になります。 ・表面の保護フィルムガ突き付け調整の妨げになる場合は、部分的に剥がすようにしてください。
・モザイカの全面施工が終了した後、モザイカ表面を当て板の上から木槌等で叩いて圧着してください。特にジョイント部分は念入りにしつかりと接着させてください。
・表面の透明保護フィルムを剥がして完成です。剥がす際は面に対して水平方向へゆっくり剥がしてください。垂直方向へ急激に引つ張ると剥がれる可能性があります。
■施工後、下地調整の不備や経年変化でモザイカに部分的な剥がれが生じた場合は。剥がれた部分のホコリや塵汚れを出来るだけ取り除き、ゴム系速乾接着剤をはみ出さないように下地とモザイカ裏面の両方に塗り、接着剤が指に付かなくなるまで待ち時間を取った後圧着してください。
■チップ表面の汚れは水か中性洗剤を薄めたもの、又はアルコールで拭き取ってください。 ■表面に凹凸があるものは歯ブラシなどを使って汚れを取り除いてください。 ■汚れには多種多様のものがありますので、汚れの種類によっては完全に除去できない場合があります。 ■チップ材の間の目地部分に入り込んだ汚れは歯ブラシなどでかき出してください。目地の奥に入り込んだ塵やホコリはきれいに取れない場合があります。ご了承ください。
■モザイカの保管は、直射日光や高温・高湿になるところは避け、風通しの良い冷暗所で保管してください。その際、ダンボールケースなどに入れてホコリが付かないようにしてください。 ■保管する場合は大きさを揃えて重ね、不揃いのものは一番上に載せるようにしてください。重量がありますので、あまり高く積み重ねないようにしてください。高く積み重ねると崩れたりして危険な上、重みで下積みのものが変形・破損するおそれがあります。 ■モザイカは重量物となりますので、人力で取り扱う際には十分な安全確保をし、腰痛などの原因となる無理な運搬はしないでください。 ■トラックの荷台などの高いところから落としたり、放り投げたりしないでください。
屋外 モザイカは屋内壁面専用です。風雨にさらされたり直射日光の当たる場所では剥がれや変質・変形を起こす可能性があります。
床面 滑って転倒するおそれと。磨滅や剥離を起こす可能性があります。
天井面 モザイカは重量があるので落下する可能性があります。
直射日光の当たるガラス面 太陽熱でガラスが薔熱・膨張し、ガラスが割れるおそれがあります。
什器の天板など 水に濡れたり高温のものを置いたりすると剥がれや変質・変形を起こす可能性があります。また目地部にゴミが溜まると除去しにくいため不向きです。
浴室・プール・サウナなど 水のかかる場所や高湿・高温下では剥がれや変質・変形を起こす可能性があります。
火気・熱源付近 火気又は高温を発する器具の周りでは使用できません。剥がれや変質・変形を起こす可能性があります。
防火内装制限のかかる場所 モザイカは非防火品です。防火仕上げの内装制限がかかる場所へは使用できません。建築基準法その他の法令をご確認ください。
■モザイカは施工に適した下地に十分な下地調整を行った上で施工してください。 ■より強い接着性を要する場合は、ゴム系速乾、又は変成シリコーン系の接着剤を使用してください。
・ビニル壁紙(全面がしっかり施工され、浮き剥がれがないこと。 凹凸の激しいものは不可) ・石膏ボード ・ケイ酸カルシウム板 ・モルタル ・ベニヤ・コンバネ等木質下地 ・鋼版
・接着不十分なビニル壁紙下1也。 ・汚れ防止フィルムラミネート9紙や撥水コートなどの表面処理がされたビニル壁紙。 ・織物壁紙や和紙壁紙、壁紙を剥がした後などの繊維の浮いたような下地。 ・土璧などの粉っぼい下地。 ・油汚れの激しい面。 ・塗装の劣化や剥がれが激しい面。 ・凹凸の激しい下地。 ・カーブのきつい曲面。緩やかな曲面には施工できる場合がありますが、接着に問題がないかあらかじめご確認ください。 ・ポリカーボネートのように有機材料の一部が揮発してガスを発生する素材や、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコン樹脂、フツ素樹脂などの接着力が得にくい樹脂下地は、膨れや剥がれが起こる可能性があります。
■モザイカを剥がす場合、施工した下地を傷つけずに剥がすことは出来ませんのでご注意ください。
■火気にご注意 下地調整にシーラーやプライマーなど可燃性引火物を使用する場合がありますので、火気には十分ご注意ください。
■換気を十分に シーラーやプライマーには有機溶剤を含むものがあります。また施工後の臭いが残る場合がありますので、1~2週間は必ず積極的に換気を行ってください。
■作業温度 施工に適した気温は10℃~35°Cです。
■塵・ホコリなどが多い場所での施工は避けてください。 施工する面だけではなく、床の清掃を行ってから施工してください。 静電気の起こりやすい環境では、接着面にホコリが付着しやすくなりますのでご注意ください。
■モザイカを貼り始める前に、下地の種類に応じて適切な下地調整・下地処理を行ってください。 貼り上りの美しさは下地調整の仕上り状態によって決まります。 ■事前に湿式下地の乾燥状態やボード下地類の固定状態を良く確認してください。 ■釘頭等は完全に沈めて防錆処理を行ってください。 ■鈷・油分・異物や汚れは除去し、表面に付着しているホコリや粉塵を拭き取ってください。 ■必要に応じ、パテ・シーラー・プライマー処理を行ってください。
参考資料:シンコールホームページ
世界中の壁紙をあなたのお部屋に
目地付きタイルシート
楽に貼ってはがせるモザイクタイル
あなただけの世界に一つだけの壁紙を
簡単に貼ってはがせるセルフリフォーム